HSPは受付の仕事に向いている?元歯科受付がメリットとデメリットを解説

HSPに向いている仕事は何だろう?と考えたことはありませんか?

かくいう私もHSP気質。

おはる

過去にアパレルから事務職まで、転職は4回繰り返しています…

その中で最も長く続いたのが『歯科受付』のお仕事です。

個人クリニックで、受付と助手業務を約4年行っていました。(現在は転居のため退職)

今回はHSPの私から見た『歯科受付』のメリットとデメリットをまとめていきます。

  • 「HSPが生かせる仕事はないのかな」
  • 「歯科受付ってどんなことをするの?」
  • 「医療事務の資格とか無いけど、未経験でも大丈夫かな」

HSPに適していると感じた条件も紹介しますので、興味がある方は参考にしてみてください!

目次

歯科受付ってどんな仕事?

歯科クリニックの受付がどんな仕事をするのかイメージできない方もいるかと思います。

私の以前の職場を例に紹介しますね。

すべての歯科受付に共通ではなく個人の経験になるため、1つの例として参考にしてください。

主な業務内容

  • 電話・来院対応
  • 予約管理 
  • 会計
  • 物販備品の管理
  • 患者さんのカルテ登録・情報共有
  • 定期健診の案内準備(はがきやメール)
  • 院内の清掃や美化

クリニックによる業務(ない場合も)

  • 患者さんに使用する器具・器械の滅菌・消毒
  • 診療補助
  • レセプト請求

難しく感じる業務もあるかもしれませんが、最低限の挨拶やPC操作ができれば大丈夫です。

おはる

私も医療事務の資格もなく、未経験から始めました。

歯科受付は、患者さんとの対面や電話に出て予約管理する業務がメインです。

最初は電話に出るのも緊張していましたが、回数を重ねるうちに自然と電話が怖くなくなりました!

また歯科医院の受付は、未経験でもOKな求人が多く、人柄を重視するクリニックが多い印象です。

受付は患者さんとコミュニケーションをとる役割もあるため、人に興味や関心のある方は適正がありますよ。

HSPから見た歯科受付のメリット

結論、私はHSP気質であれば受付は向いていると思います。

理由は以下のとおり。

  1. 一人で黙々とできる業務が多い
  2. 日々やることが決まっている
  3. HSPの気が付きやすいセンサーが生かせる

1つずつ解説していきます!

一人で黙々とできる業務が多い

基本的には一人で黙々とできる業務が多いのが一番のメリットです。

患者さんへの応対も一対一ですし、予約の管理や定期健診のお知らせ準備などの細かい作業も一人で取り組めます。

細かい雑務は患者さんが少ないときに自分のタイミングで取り掛かることができるため、地味だけど細かい作業が好きな方にはピッタリです。

(クリニックによっては隙間時間に治療の補助もやりますが、私は受付業務がメインでした。)

日々やることが決まっている

HSPの方にとっては、ルーティンワークの方が安心する方も多いのではないでしょうか?

上記であげた仕事内容のとおり、歯科クリニックでは予約の患者さんの治療を中心に一日が進んでいきます。

特にノルマもないですし、クリエイティブなことも求められません。

やるべきこと=受付業務に集中できます。

また歯科クリニックは、一人の治療に時間がかかることから予約制を導入しているところがほとんど。

定時で帰れる点も嬉しいポイントでした!

急患の方が入れば残業もありましたが、月に3時間もなかったです。

おはる

決まった時間で働けると、一日のオンとオフが切り替えやすいのでHSPにはありがたい……!

HSP特有の気が付きやすいセンサーを生かせる

HSPの方は『相手が何を考えているか』気が付きやすい特性があります。

この気が付きやすい特性は、患者さんと接する際に役に立つことが多いのです。

たとえば…

次回の治療予約の案内をしている際に患者さんを見ると、顔色が曇っている……。

表情を見て、「この方は何を不安にされているのか」と想像します。

  • 治療内容が不安?
  • 次回が抜歯予定だからかな?
  • 麻酔を使うからその後の予定が心配なのかな?
  • 院長に質問できなかったことがあるのかな?

受付から「なにかご不安な点はありますか?」と問いかけるなどしていました。

そうすると患者さんも「実は…」と表情が曇っていた原因を話してくださります。

一方的に話を進めずに、患者さんの目線に立って考えていました。

少しでも安心してもらえるよう配慮できるのは、HSPの共感力の高さが役立ったのではと思います。

HSPから見た歯科受付のデメリット

HSPの適正を活かせる受付の仕事も、少なからずデメリットはあります。

実際に働いて私が感じた点は、下記の3つです。

  • 電話対応は慣れるまでに時間が必要
  • 毎日不特定多数の人と接する
  • 歯科器具の機械音が苦手に感じる(かも)

1つずつ解説していきます。

電話対応は慣れるまでに時間が必要

HSPに関係なく、電話対応が苦手な方は多いかと思います。

クリニックの規模や一日の予約数にもよりますが、私が勤めていた所では平均で20件前後の電話を受電していました。

(おそらく平均よりは少ないはずですが、慣れるまではドキドキしていました…。)

問い合わせや初診の方への対応は見えない相手ですので、失礼のないように気を張っている状態が続くと疲れますよね。

電話のコール音にも敏感になりますし、夕方になるとグッタリ。

しかしこちらから電話をかけることは少ないため、営業のようなプレッシャーはありません。

(予約時間を過ぎても来院されないと、電話をかけることはありました。クリニックによっては電話を全くしない場合も)

WEB予約を導入しているところも多いので、面談時に確認してもよいでしょう。最初は緊張していても、丁寧に対応していけば患者さんに伝わるので大丈夫です。

毎日、不特定多数の人と接する

不特定多数とは、患者さんのことを指します。

患者さんは治療を受ける前に、一番最初に会うのが『受付』ですよね。

小さいお子さんからご年配の方まで、年齢層もさまざま。

受付は、いわばクリニックの顔です。

なかには、愛想がゼロの方や横柄な態度の方もいるため

「この方は怒っているのかな…なにか失礼なことをしたのかな…?」と疲弊することも。

しかし、通院が続けばこちらも患者さんのことを覚えます。

世間話で打ち解けたときや、定期健診でお元気な姿を見れると、こちらも嬉しくなるものです。

丁寧な応対を心がけて患者さんに伝われば、やりがいの方が上回りますよ。

歯科器具の機械音が苦手に感じるかも

HSPの特性の一つに、『音に敏感』という特徴があります。

歯科クリニックでは、スケーラーや超音波を使ったり歯を削ったりするため、歯科特有の器具の音が苦手という方もいるかもしれません。

ちなみに私に関しては、日常的なBGMとして脳が認識していたからか、機械音は気にならなかったです。笑

もちろん、感じ方は個人差が大きいかと思います。

多くの歯科医院では、患者さんが安心する空間づくりのため待合室はオルゴールなどのBGMをかけているはずです。

不安な方は、面談時に確認してみるとよいでしょう。

HSPから見た重視したほうがいいと思う条件

ここからは、これから歯科受付の仕事をお探しの方にここを重視したほうがいいと思う条件を3つ挙げていきます!

地域密着型・少人数制のクリニック(5~10人前後)

シンプルに人間関係で悩みたくなければ、関わるスタッフの人数が少ない方がおススメ。

5~10人前後であれば、スタッフ同士の距離感も近くフォローしやすい関係を築けます。

おはる

私は未経験である自信の無さから「フラットな状態で0から働きたい」と思い、オープニングスタッフの求人をひたすら探していました!

結果的に、衛生士さんや院長とも打ち解ける時間も十分にあったので、この選択は良かったなと思います。

オープニングだと院内も出来たばかりできれいなので気持ちがよく、働く環境としても最適ですよ。

院長の人柄を見る

個人経営のクリニックですと、院長が面接をすることがほとんどです。

つまり、院長が選んだ人がスタッフとして働いていることになるため院長が自分と合うのか?も考えたほうが良いでしょう。

面接はこちらも審査されていますが、逆にこちらも見定めるぐらいがちょうど良かったりします。笑

なにも気にしないよりは「思っていたのと違った…!」なんてミスマッチも防げるでしょう。

HSPの方は直感力も非常に高いため、院内の雰囲気やスタッフ間がギスギスしていないかなどチェックしてみてください。

受付のスペースは患者さんの視線を感じずらい位置が良い

私の働いていたクリニックでは受付スペースが待合室の一段高いところにあり、患者さんから丸見え状態。

『見られている』という感覚があり、HSPとしてはあまり落ち着きませんでした…。

通常だと一般的なデスクの高さや、わざと患者さんに見えないようカウンターが高くなっている作りが多かったので少数派だとは思うのですが。

求人に掲載されている院内の写真や面接で訪れたときに、待合室や受付デスクの空間も見学させてもらうと安心です。

まとめ:丁寧な仕事をしたい方にはやりがいも持てるし向いています

今回は私なりに歯科受付の仕事とHSPを絡めて紹介しました。

デメリットも挙げておりますが、丁寧な応対・仕事をすることで評価される受付の仕事は総じてHSPに向いていると思います。

この記事が、あなたの参考になれば幸いです。

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この記事を書いた人

HSP(繊細)気質・自信なしの30代主婦。
ミニマリストに憧れ、身の回りを小さくするべく奮闘中。
趣味は猫を愛でる・ラジオを聴くこと。

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